適切なタイヤの空気圧で利用していない場合、パンク、スポーク折れ、車輪歪み等の走行に関わる故障につながります。では、適切なタイヤの空気圧って?
乗り物別タイヤの空気圧
一般的な乗り物の空気圧を見ると、一般的な自転車(シティーサイクル)の空気圧、バイク/乗用車よりも高い空気圧となっています。又、自転車の中でもロードバイクの場合、トラックと同等の空気圧が必要となっており、思った以上の空気圧が必要ということがわかります。
乗り物種類 | 重量 | 空気圧 |
自転車(シティーサイクル) (ママチャリ) | 約70~90kg(乗車時) | 200~300kPa |
自転車(ロードバイク)28C | 約60~80kg(乗車時) | 700kPa |
バイク(250cc) | 約240kg(乗車時) | 200~230kPa |
乗用車 | 約1t | 200~250kPa |
トラック | 約20~25t | 700~900kPa |
飛行機(ジャンボ) | 約400t | 1,400kPa |
自転車空気圧の表記
自転車の適切な空気圧は、タイヤに刻印されています。当店で主に使用ているブリヂストンタイヤの場合、300kPaとなっています。古くなったタイヤだと、かなり見難くなる事が多いです。
空気圧の測り方
空気を入れるポンプにメーターがついているものがあります。これを使って計測しながら空気を充填していく方法があります。タイヤに空気を入れるバルブの形状には、主に3種類(仏式、米式、英式)あります。
仏式バルブ
主にロード系バイクに使用されることが多いです。メーターを見ながら空気を充填すると良いです。
米式バルブ
主にマウンテン系バイクに使用されることが多いです。メーターを見ながら空気を充填すると良いです。
英式バルブ
おもに一般車(ママチャリ)に使用されていることが多いです。構造上メーターでの計測は正確性を欠きます。この為メーターを利用することはお勧めしません。殆どの自転車かこれに当たります。
適正空気圧の見方
手でタイヤを触って空気圧を確認することもありますが、タイヤの厚さ等でタイヤごとに感覚が異なるのでお客様が確認することは難しいかと思います。一番簡単で明確方法として、自転車に持った状態で地面とタイヤの設置部分が10cm前後が良いと言われています。タイヤの接地面の幅は乗車する方の体重に依存することから、その人に適した自転車の空気圧を確認することができ、この確認がベストと思います。
タイヤの空気圧の適正化は、自分の体力の消耗、電動自転車の場合はバッテリーの減りの速さ、しいてはバッテリの寿命に関わってくる為、気にするようにしてください。タイヤの空気の減りが早いと思ったら、当店にご相談下さい。